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低用量ピル(OC)の種類と効果、副作用をご紹介

低用量ピルとは

低用量ピルについて説明する女医

何かしらのアクシデントによって意図しない妊娠をしてしまいそうな場合、そのまま放置していると本当に意図しない妊娠をしてしまう可能性があります。

しかし、アフターピルを正しく服用すれば、仮に性行為中に避妊を失敗してしまった可能性があったとしても、事後から高い避妊効果を発揮してくれるのです。

単純にコンドームの破損などによる避妊失敗だけではなく、性的暴行を受けた場合などにも心強い味方となってくれるため、どんな女性でも常に持ち歩いておくことがベストと言えるでしょう。

このように、アフターピルは事後に服用する避妊薬となっていますが、あくまでも緊急避妊薬として緊急時にのみ服用するのが基本です。

ピルにはアフターピルの他にもうひとつ、「低用量ピル」があります。

低用量ピルであれば、ふだんから継続しての服用によって高い避妊効果を発揮してくれます。

緊急時に備えてアフターピルを用意しておくことは重要ですが、ふだんからピルで避妊をする場合はこちらの低用量ピルを使用するようにしましょう。

低用量ピルもアフターピルと同じで黄体ホルモンや卵胞ホルモンが含まれており、服用することで体内のホルモンバランスを乱して意図しない妊娠を防いでくれるのです。

排卵や受精、着床を同時に阻止してくれるため、正しく服用していればアフターピル同様、高い避妊効果を発揮してくれるのです。

アフターピルは事後1回の服用で高い避妊効果を発揮してくれるのですが、低用量ピルの場合は毎日継続して服用することで避妊効果を発揮します。

そのため、性行為をする直前に1回服用したからといって避妊効果を発揮してくれるわけではなく、その点は勘違いしないようにしましょう。

ですが、1回で高い避妊効果を発揮してくれるアフターピルは強力な反面、それだけ急激に体内のホルモンバランスを乱すということでもあります。

それに対し、低用量ピルは毎日の服用によって徐々にホルモンバランスを変化させていくため、アフターピルよりも副作用が出にくいというメリットがあります。

体内から有効成分を吸収する経口薬という点は同じですので、吸収率は良く、効き目は抜群ですので、その点においては心配することもないでしょう。

アフターピルが事後1回の服用でいいのに対し、低用量ピルは毎日継続した服用が必須となります。

当然同じピルでも用法用量は違ってきますので、低用量ピルの服用方法もしっかり頭に入れておきましょう。

低用量ピルの服用は28日間を1サイクルとしています。

飲み始めるタイミングは生理初日が基本で、そこから28日間の服用となります。

ただ、実際に低用量ピルを服用するのは最初の21日間のみです。

残りの7日間は休薬期間となっていますので覚えておきましょう。

もし生理初日に服用できなかった場合、7日目までであればそのまま服用を開始しても問題ありません。

しかし、8日を過ぎていた場合はそこから避妊を始めても正しく効果が発揮されない可能性があるため、次の生理開始日を待ってからの服用がベストでしょう。

避妊以外にもありがたい効果が

低用量ピルでニキビ改善した女性

低用量ピルは身体を妊娠しない状態にするための医薬品で、基本的には避妊目的で使用されることが多いです。

しかし、実は低用量ピルには避妊以外の効果があることをご存知でしょうか。

これらの効果も女性にとってはたいへんありがたい効果になっていますので、ぜひチェックしておきましょう。

低用量ピルを服用することによって妊娠を防いでくれるのは、女性のホルモンバランスを乱して妊娠できない状態を作ってくれるからです。

このホルモンバランスを乱すというのが重要で、これによって別の効果にも期待できるのです。

主に生理に関するさまざまな問題を解決してくれることになるため、生理不順や生理痛に悩んでいた女性にとってはありがたいことでしょう。

そのため、避妊目的ではなく、こうした生理に関係した症状を治療するために低用量ピルが処方されるケースも少なくありません。

また、女性が気にしがちなニキビや多毛症ですが、ホルモンバランスの変化によってこうした症状の改善にも期待できますよ。

種類ごとの特徴を把握しよう

トリキュラー

低用量ピルとして現在よく見かけるのがトリキュラーというものです。

トリキュラーはレボノルゲストレルを主成分とした低用量ピルで、第2世代のピルになります。

現在国内で処方されている低用量ピルはこの第2世代が多いのですが、第2世代があるということは第1世代ピルや第3世代ピルもあるということです。

そこで、それぞれがどんな特徴を持っているのかを簡単に確認しておきましょう。

まず第1世代ピルと呼ばれている種類ですが、こちらは最初に開発された黄体ホルモンとして有名なノルエチステロンを主成分とした低用量ピルになります。

卵胞ホルモンの作用が弱く、その一方で黄体ホルモンの量が多くなりやすくなっています。

次が第2世代ピルと呼ばれるものです。

レボノルゲストレルを主成分としており、少ない黄体ホルモン量でありながら高い効果を発揮してくれるのが特徴的。

21日間決まった順序で錠剤を服用しなければいけない低用量ピルですが、徐々に錠剤に含まれているホルモン量を減らしていることから、身体への負担を極力減らしての避妊が可能になっています。

最後に紹介するのが第3世代ピルです。

第2世代ピルの効果を引き継ぎながらも、男性化作用を抑える開発がおこなわれています。

その結果、男性化作用の減少には成功したものの、今度は血栓症のリスクが高まっているなど、未だ不完全な部分があります。

副作用に注意しよう

副作用を心配している女性

アフターピルに比べ、徐々にホルモンバランスを変化させてくれる低用量ピルは副作用の心配が少なくなっています。

とはいえ、低用量ピルも立派な医薬品ですので、副作用がまったく起きないとは断言できません。

低用量ピルの副作用として乳がんや子宮がんが報告されています。

ただ、これらの副作用が起こることは極めて稀です。

それよりも多いのが、頭痛や吐き気といったような、生理時に似た症状です。

これらの副作用は起こったとしても軽度なことがほとんどですので、そこまで意識しなくとも自然と解消されるでしょう。

とはいえ、もしこれらの副作用が長く続いた場合は何かしらの危険な信号かもしれません。

一旦低用量ピルの服用を中止し、医師に相談しに行くのがベストでしょう。